RS Liposome 3.0 Complex

Pentide-C

美白、コラーゲン生成、抗炎症など様々な美容効果の知られているビタミンC。化粧品素材として完璧なビタミンC ですが、その弱点は活性が高いがゆえの不安定さと、浸透性の無さです。

その2つを同時に解決したビタミンC 誘導体がPentide-C です。ビタミンC の活性部位に細胞浸透型ペプチドを結合させることにより、抜群の浸透性と安定性を与えることに成功しました。

Pentide-C:浸透性

表皮から細胞まで浸透することを確認

Pentide-C は皮膚を透過し細胞まで到達することを皮膚モデルと細胞実験で確認しています。皮膚透過度についてはFranz Diffusion Cell Assay を用いてビタミンC と比較しています。ビタミンC は24 時間で皮膚の透過を確認できませんでしたが、Pentide-C は26.6% の透過を確認しました。

皮膚透過度に加え、細胞への取り込みについて、Pentide-C を蛍光プローブで標識し、培養中の線維芽細胞とケラチノサイトに添加すると優れた細胞透過性が確認されました。ともに右が標識されたPentide-C が取り込まれた様子。

Pentide-C:抗菌性

Pentide-Cの大きな特徴は、浸透性に加え黄色ブドウ球菌に対して、ごく低濃度で制菌作用を持つことです。ビタミンCを浸透させつつ、肌の細菌叢を正常に保ちます。1~40μMの範囲でMIC試験を行ったところ、黄色ブドウ球菌に対して10μM以上の濃度で強い抗菌作用を示しました。

Pentide-C:安定性

 

Pentide-C はビタミンC の活性部位に浸透型ペプチドを結合させているため、ビタミンC の活性を高温でも長時間維持し続けます。この実験では40℃の条件で通常のビタミンCは7 日で検出されなくなったのに対し、Pentide-C は30 日間放置後、約89.7%以上のビタミンC の活性が維持されていることが確認されました。

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線維芽細胞のコラーゲン生成促進

ビタミンC にはコラーゲンの生成を律速する働きもあります。ヒト幹細胞培養液にもコラーゲンの生成促進作用がありますが、幹細胞培養液のサイトカインの働きに加え、ビタミンC のコラーゲン重合促進作用によって、ヒト幹細胞培養液とビタミンC は相乗的に働くと考えられます。Pentide-C とRemyStem にはそれぞれ線維芽細胞に対して、コラーゲン生成の促進作用があることが確認されています。

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PentideCの抗炎症作用とRemyStemの抗酸化作用
炎症と酸化は老化の大きな要因です。ビタミンCは炎症を抑え、幹細胞培養液のエクソソームは酸化ストレスから細胞を守ります。Pentide-CはLPSで刺激した単球が分泌する炎症マーカーTNF-αの分泌を抑制し、抗炎症効果があることが確認されました。また、RemyStemのエクソソームはあらかじめケラチノサイトに添加しておくことで、H2O2による障害を抑制し、細胞の抗酸化作用を引き出すことが確認されています。

 

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美白作用・メラニンの生成を抑制

ビタミンCにはチロシナーゼの阻害などの働きで、メラニンの生成を抑制する作用があります。一方、ヒト幹細胞培養液にもメラニンの抑制作用があります。メラニン生成細胞をα-MSHで刺激して、メラニンを放出させ、そこにそれぞれPentide-CとRemyStemを添加すると、どちらもメラニンの生成を抑えました。

RS Liposome 3.0 Complexには優れた美白効果が期待できます。